あまり知られていない旅先 Archives - TRICOLAGE https://tricolage.com/ja/magazine/category/less-visited-destinations/ Japan Sustainable Travel Sat, 30 May 2026 12:18:54 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=7.0 https://tricolage.com/wpdata/wp-content/uploads/2025/08/favicon-150x150.png あまり知られていない旅先 Archives - TRICOLAGE https://tricolage.com/ja/magazine/category/less-visited-destinations/ 32 32 日本のもったいない精神から生まれる「循環型社会」 https://tricolage.com/ja/magazine/a-circular-society-born-from-japans-spirit-of-mottainai/ Sat, 30 May 2026 05:05:17 +0000 https://tricolage.com/?p=18136 The post 日本のもったいない精神から生まれる「循環型社会」 appeared first on TRICOLAGE.

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岩村の精神に触れる、学び暮らすような旅 https://tricolage.com/ja/magazine/an-immersive-journey-into-the-spirit-of-iwamura/ Fri, 06 Mar 2026 06:08:58 +0000 https://tricolage.com/?p=17825 日本三大山城のひとつ「岩村城」の麓に広がる、約800年の歴史を刻む岐阜県恵那市岩村町。名古屋から電車で約1時間半、妻籠や馬籠からのアクセスも良く、静かな山あいにありながら訪れやすい場所に位置しています。

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日本三大山城のひとつ「岩村城」の麓に広がる、約800年の歴史を刻む岐阜県恵那市岩村町。名古屋から電車で約1時間半、妻籠や馬籠からのアクセスも良く、静かな山あいにありながら訪れやすい場所に位置しています。

重要伝統的建造物群保存地区に選定された城下町の町並み、そして「農村景観日本一」と称される富田地区、どちらも往時の面影を色濃く残しています。

岩村に流れるのは、「温故知新」の精神。古きを大切にしながら、そこから新たな価値を見出すという思想は、単なる理念ではなく、住民一人ひとりの暮らしや行動の中に自然と根づいています。

その精神性を支えてきたのが、佐藤一斎、下田歌子、三好学という三人の偉人たちの思想です。彼らの教えは地域の誇りとなり、訪れる人への自然体のもてなしへとつながり、城下町や農村景観を自ら守ろうとする自発的な取り組みを生み出してきました。

岩村は、単に歴史を保存する町ではありません。思想が今も鮮やかに生き続ける、稀有な城下町です。偉人たちの思想と岩村ならではの文化が育んだこの土地の風土を感じながら、まるで住民の一人になったかのように学び、暮らす旅をご紹介します。

佐藤一斎に導かれる、人としての在り方とリーダーシップ

岩村ガイドの神谷さん

ローカルガイドが案内する城下町ツアーでは、偉人たちの思想が現代の暮らしの中に息づく岩村の姿に出会うことができます。
岩村城下町を歩いてまず目に留まるのが、家々の軒先に掲げられた木版の言葉です。落ち着いた町並みに静かに溶け込むこれらの言葉は、岩村出身の儒学者・佐藤一斎の教えに由来しています。
佐藤一斎は、江戸時代後期から幕末にかけて活躍した思想家で、生涯にわたり学び続ける姿勢と、人としての在り方を説きました。西郷隆盛をはじめ、新しい時代を築いた多くの指導者に影響を与え、その教えは現在でもリーダーシップや経営の指針として引用されることがあります。
城下町の家々に掲げられた佐藤一斎の言葉は、 単なる名言ではなく、訪れる人を迎える心構えや、誠実で落ち着いた町の気質を形づくるものとして、日常の中に自然と息づいています。

「石重し、故に動かず。根深し、故に抜けず。人は当に自重を知るべし。」

ここで、城下町を象徴する言葉のひとつをご紹介します。
石は重いからこそ容易に動かず、大木は根が深いからこそ簡単には倒れない——人もまた、自らの立場や責任を自覚し、揺るがぬ姿勢を保つことが大切だという意味です。
これは、力や権威で人を導くリーダー像ではなく、自らを律し、周囲から信頼される在り方を説く言葉です。実際に、日本の経営者の中には、佐藤一斎の著した『重職心得箇条』を、組織のトップに立つ者の心得として読み返している方もいるといいます。
2025年10月にオープンした「佐藤一斎学びのひろば」では、AIを活用しながら佐藤先生との対話を楽しみ、その教えに触れることができます。AI技術を通して、旅人一人ひとりにとって今必要な一期一会の言葉を授けてくれます。
城下町の静かな通りに刻まれたこれらの言葉は、町の歴史や文化を伝えると同時に、訪れる人の心に静かな問いを投げかけます。岩村を歩く時間は、風景を楽しむだけでなく、自らを見つめ、学びや気づきを得るひとときとなるでしょう。

時代を拓いた岩村の女性たち

岩村ガイドのアンヌさん

城下町を歩いて行くともう1つ目に入るのが「青い暖簾」です。
本来、のれんは店先に掛け、営業中であることを知らせるものですが、岩村では一般の家庭の軒先にも掲げられ、そこには一人の名前が記されています。
その名は、その家や店を切り盛りする女性主人——「おかみさん」の名前です。
この風習は、地域の町おこしの一環として生まれました。きっかけとなったのは、16世紀末に岩村を治め、人々に深く慕われた女性城主「おつやの方」の存在です。
おつやの方は、戦国武将・織田信長の叔母にあたり、岩村城主に嫁いだ後、夫の死去に伴い、幼い跡継ぎに代わって城主として岩村を治めました。民を守る善政を行ったことで人々の信頼と敬愛を集め、今もなお町の記憶の中に生き続けています。
その「女城主」の精神を受け継ぐかたちで、約20年前、岩村の町づくりを支える新たな取り組みとして「せんしょ隊」が誕生しました。「せんしょ」とは地元の方言で、「親切なお世話」や「思いやりのある気遣い」を意味します。「せんしょ隊」の暖簾が掛かる場所では、地域の女性たちが自主的に来訪者を迎え入れ、町の魅力や暮らしを伝える活動を行っています。
この取り組みは、岩村の女性たちに新たな役割をもたらし、家の奥にあった存在を町の表舞台へと導きました。

「せんしょ隊」藤時屋の藤井雅子さん

その姿勢は、岩村の歴史におけるもう一人の重要な女性、下田歌子の思想とも静かに重なります。
19世紀半ば、女性が藩校で学ぶことは許されていませんでした。しかし岩村に生まれた歌子は、学者の家に育ち、儒学や歴史、文学を学びます。やがて女性教育の先駆者となり、実践女子大学の前身校を創設するなど、女性の社会的地位向上に尽力します。現在の五千円札の肖像である津田梅子と同様に日本の女子教育の道を切り拓きました。

歌子は次のような言葉を残しています。

「女性の清らかな感性と豊かな情をもって、社会の病を正せ」
「揺りかごを揺らす手は、世界をも動かす」

女性の学びと力が社会を変える——その信念は、時代を越えて今も力強いメッセージを放っています。岩村が誇るこの偉人は、女性が学び、自らの力で社会に立つ未来を切り拓いた先駆者でした。女性の活躍やジェンダー平等という普遍的な価値も、こうした先人たちの歩みの積み重ねによって、少しずつ前進してきたのです。

女城主の誇りを醸す、岩村醸造

七代目蔵元・渡會さん

「女城主」の存在と岩村の誇りを今も感じられる場所が、城下町に佇む岩村醸造です。
1787年創業、約240年にわたり渡會家が代々受け継いできた老舗酒蔵で、建物には明治期に解体された岩村城の一部が使われています。間口が狭く奥行きのある造りは、当時の面影を今に伝えています。
銘柄「女城主」のラベルには、この地を治めた女性城主の姿が描かれ、その名も彼女にちなんで名付けられました。
今回は七代目蔵元・渡會氏による特別な酒蔵ツアーとテイスティングを体験。原料米は地元産を使用し、仕込み水は約400年前に掘られた井戸から汲み上げる天然水を用います。米を育てる土地と同じ水質であることを大切にする、徹底した地元志向の酒造りです。
冬は酒造りの最盛期。発酵中のもろみを自らすくって味わうという、酒蔵ならではの貴重な体験もできました。搾る前の濃厚でやわらかな味わいは、他ではなかなか出会えません。
こたつと庭を望む和室で、「女城主」を含む4種をテイスティング。クラシック音楽を聴かせて熟成させる試みなど、伝統を守りながらも挑戦を続けています。
町名を冠する岩村醸造は、この土地で酒を造る意味と向き合い続ける、真の“地酒”を追求する蔵元です。そこには、岩村を誇りに思う精神が息づいていました。

美しい景観が広がる富田での農村暮らし体験

「農村景観日本一」とも称される富田地区で、日本の原風景とその暮らしを体験してみましょう。展望台から一望できる景色は、単なる「美しい田舎の風景」ではありません。岩村では、この風景そのものを守るべき文化資産と捉えています。
その思想の原点にいるのが、岩村出身の植物学者・三好学です。三好学は日本近代植物学の基礎を築いた人物であり、日本で初めて「景観」という言葉を文化的価値として用いた先駆者でもあります。彼は自然を「開発する対象」ではなく、人々の暮らしとともに育まれてきた遺産として捉えました。そしてこの考え方は、今も岩村の中で具体的な行動として受け継がれています。

たとえば展望台周辺や農村部では、「農村景観日本一を守る会」という住民主体の団体が、年に二度の草刈りを行っています。また富田地区では、田の畔や水路の管理を住民自らが担い、「農村景観日本一」と称される風景を守り続けています。
岩村において景観は、誰かが「保存」するものではありません。住民一人ひとりが日々の暮らしの中で手を動かすことで守られている、生きた文化なのです。
さらに、茅葺き屋根の古民家宿「茅の宿とみだ」の再生も、この景観を次世代へとつなぐ実践の一つです。築約140年の茅葺き古民家を改修した宿では、昔ながらの暮らしの趣を感じながら、快適に滞在することができます。今回はここで特別なひとときを過ごしました。

茅の宿とみだ

岩村の精神を奏でる雅楽

まず初めに茅の宿とみだにて日本の伝統文化である雅楽を鑑賞しました。雅楽は、日本古来の歌舞と、飛鳥時代から平安時代にかけて中国や朝鮮半島から伝来した外来の音楽や舞が融合し、平安時代中期に大成された日本最古の伝統芸能です。宮廷や社寺の儀式で用いられてきました。また雅楽には、五穀豊穣を祈る意味も込められており、普段は岩村の秋祭りにおいて城下町の行列に加わり、奉納演奏が行われています。
当日は、岐阜を拠点に活動する雅楽松風会と岩村町雅楽保存会が共演。7名の楽器奏者と1名の舞人による迫力ある演奏が披露されました。
神社の祭事でも親しまれている楽曲や舞を中心に演じられ、演奏が始まった瞬間、空気が一変するかのような緊張感と神聖さに包まれました。それは、長い歴史をもつ日本文化ならではの、独特の感覚です。

演奏後には演者の方々との交流の時間も設けられ、雅楽の歴史や楽器について直接お話を伺うことができました。雅楽は「天・空・地」を表現する芸能ともいわれ、その世界観は岩村の澄んだ空気や静かな佇まいともどこか響き合います。保存会の藤井さんは中学生への指導も行っており、この伝統を次世代へとつないでいきたいと語ります。この体験をきっかけに、より多くの人が雅楽の魅力を知り、未来へ受け継がれていくことが期待されます。

食で巡る、恵那岩村の物語

ディナーは、岐阜県恵那市のシェフによる特別なコース料理。
恵那岩村の食文化は、厳しい自然環境の中で育まれてきました。寒暖差の大きい山間地、痩せた土壌、そして長い冬。人々は自然を支配するのではなく、折り合いをつけながら生きてきました。発酵、保存、乾燥、燻製——それらはすべて、自然と共に生きるための知恵の結晶です。
今夜のコースは、恵那の人々が何を食べ、どのように暮らしてきたのか、その営みを辿る“食の物語”です。伝統の知恵を現代の感性で再構築し、一皿一皿にこの土地の記憶が込められたコースを堪能していただきました。

ディナーの前には、地元産の米を使った五平餅を囲炉裏で焼く体験も。香ばしく焼き上げた五平餅を囲みながら、地域の恵みに感謝する時間を過ごしました。
コースでは、サーモンのミキュイ 菊芋のピュレ添え、三浦豚のロースト 山の出汁リゾット添えなど、地域の食材をふんだんに使った特別な一皿を堪能。山の恵みが随所に感じられる構成です。

さらにディナーにはスペシャルゲストも登場。この日出会った岩村醸造の渡會さんや、岩村地域自治区運営協議会の佐々木さんが会場を訪れ、地域の歴史や人々の想いを直接語ってくださいました。 地元の方々の言葉に触れながら、ゲストの岩村への想いはより一層深まりました。食を通して土地と人を知る、忘れられないひとときとなりました。

朝食は、移住者が営む「いね cafe」から届けていただいた、地域の野菜をふんだんに使った和洋折衷の朝食です。岩村が好きで移住してきた、いねさんの温かな人柄と、外からの移住者も快く受け入れるこの町の懐の深さが感じられました。

今回の旅では、岩村出身ガイドのアキラさんや地元の方々はもちろん、スイスから移住してきたガイドのアンヌさんのような移住者の方々からも、この地の魅力を伺う機会に恵まれました。

旅の終わりに、岩村を想う

翌日、旅の最後に訪れたのは、城下町と富田地区を見守る岩村城跡です。山道を少しトレッキングしながら登ると、往時の歴史の面影を感じられるだけでなく、豊かな自然と連なる山並みの雄大な景色が広がります。頂上からは、旧城下町である富田地区と現在の城下町の両方を一望することができます。

三人の偉人や女城主の存在、そして今も息づくその精神性に思いを馳せながら岩村のまちを見渡し、今回の旅での出会いや学びを静かに振り返りました。
岩村を訪れると、どこか故郷に帰ってきたかのような懐かしさと、旅行者を温かく迎え入れてくれる空気を感じます。この特有の空気を生み出している岩村の精神性に触れながら、学び、暮らすように滞在する旅へ——ぜひ出かけてみませんか。

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北陸で職人と伝統工芸品に触れる旅 https://tricolage.com/ja/magazine/hokuriku-journey-to-experience-artisans-and-traditional-crafts/ Tue, 14 Jan 2025 02:19:00 +0000 https://tricolage.com/magazine/hokuriku-journey-to-experience-artisans-and-traditional-crafts/ 北陸の伝統工芸を巡り、その技を受け継ぐ匠たちに出会う旅

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現代の生活様式の変化により、安価な製品が流通されているが、高くても質の良いものを長く使う、製造工程を学び価値を理解する事は、普段の生活を豊かにします。

食器を伝統工芸品にしたり、ビンテージの服を着たり、古民家で暮らしたり、衣食住を見直して、丁寧な暮らしをすると、心に余裕が生まれます。

普段の暮らしを見直すきっかけも与えてくれるのが旅の良いところです。

Two workers in traditional Japanese clothing washing and rinsing fresh noodles in large blue basins at a traditional noodle-making workshop in the Hokuriku region.

伝統工芸品とは、日常生活で使われるものを工程の多くが高度な技術の手作業で作り、長く受け継がれてきた歴史がある物です。

令和6年10月17日現在、経済産業大臣が指定する「伝統的工芸品」は全国に243品目あります。

大量生産のものとは異なり、職人が受け継がれた技を以て丁寧に作り上げる、想いのこもったもので、江戸切子、有田焼、西陣織など日本にはいろんな伝統工芸品があります。

そんな伝統工芸の職人が、北陸には沢山います。

北陸(富山・石川・福井)

北陸の伝統工芸を巡り、その技を受け継ぐ匠たちに出会う旅

富山・石川・福井の3県を含む北陸は、北陸新幹線で東京からアクセスしやすく、人が比較的少なく、ゆっくり旅をしたい人はきっと気に入る地域です。

「金沢」に来た時は、ぜひ足を運んで訪れたいところが沢山あるので、ローカルな北陸エリアと伝統工芸品の価値について紹介します。

富山に江戸時代から着実に伝わる匠の技

富山県南砺市井波で約250年前から続く伝統工芸品、井波彫刻は、日本一の彫刻の技術を誇るといわれています。

現在、約200名の彫刻師がおり、その匠の技が織りなす滑らかな表面と豪華なデザインが特徴です。

Traditional Japanese temple wooden corridor with ornate carved brackets overlooking a courtyard with buildings featuring copper-green roofs and pine trees in the Hokuriku region.
瑞泉寺

職人である前川さんに井波彫刻発祥の寺院、「瑞泉寺」をご案内していただき、色々な説明をしてくれ、質問にも丁寧に答えてくれました。

井波彫刻の始まりは、瑞泉寺再建の際に、派遣された京都の彫刻師が井波の宮大工に技術を伝えたことと言われています。

井波彫刻職人の手によって100種類の彫刻刀を使って荒彫りと仕上げをして作られた草花や仏教関連の彫刻は、繊細でありながら豪華で迫力があります。表面はとても滑らかなのにヤスリを使っていないことに驚きました。

職人になるには10年ほどかかり、初めは作業が難しい荒彫りは親方、仕上げが弟子という分担をし、修行の道を歩んでいくそうです。

瑞泉寺の屋根に施された立派な彫刻
Traditional Japanese woodworking chisels with wooden handles displayed in an open case, alongside carved wood shavings in a wooden bowl and other carpentry tools on a workbench.
前川さんに彫刻を教えてもらう

実際に彫刻刀を使って木を彫ってみましたが、木の木目に沿って刃を入れるのがとても難しく、職人の技術がいかに高いかが分かりました。

前川さんもお父さんからその技を受け継ぎ、井波内外出身の複数人の弟子と共に制作活動通じて、着実に日本一の彫刻技術を次の世代に受け継いでいます。

彫刻のまちで、匠の技を職人から直接お話を聞く事でお寺の装飾に関する理解も深まり、旅の価値がとても高まりました。

富山の郷土文化を取り入れた「楽土庵」は、本物の伝統工芸を見られる贅沢な宿です。

周辺の豊かな自然環境の中、築200年の伝統的な古民家を改修した宿には、民藝・工芸・アートや、富山の豊富な食材を使った料理を楽しむことができます。

Traditional Japanese woodworking workshop with vintage wooden tools, storage cabinet displaying circular molds and wooden plates, and an orange decorative tassel hanging on the white wall.
伝統工芸品か飾られた室内

この宿に泊まると富山の和太鼓の伝統芸能の保存と継承を行う越中いさみ太鼓の練習の一部を見せていただけます。

民謡のこきりこ節など馴染みのある曲を一緒に太鼓で叩き練習に参加し、音楽で一体感が生まれました。

Group of people practicing taiko drumming in a traditional Japanese community hall, with drummers positioned at large wooden drums and a large odaiko drum visible in the background.
越中いさみ太鼓の心に響く演奏

多様なスタイルで進化し続ける伝統工芸品

石川県の伝統工芸品である九谷焼は、370年前の江戸時代から一時期途絶えるものの続いている、鮮やかな柄が特徴の色絵陶磁器です。

飾り皿壺として祝いの席で使うための陶磁器であったため豪華な上絵が特徴的で、窯ごとに多様なデザインと絵付けスタイルがあり、その違いも楽しめます。

Elegant Kutani porcelain plate with colorful floral pattern and gold rim placed on decorative table runner, part of a traditional Japanese table setting with wooden table and matching place settings in the background.
錦山釜ギャラリーの作品
金箔を貼る作業の様子

石川県小松市にある人間国宝吉田美統さんの窯元、錦山窯で4代目の幸央さんとるみこさんにご案内いただきました。

錦山窯の作品は、金箔で遠近感を出す手法が特徴で、その技術は釉裏金彩(ゆうりきんさい)と言われています。

陶磁器への上絵は、和紙に絵付けする模様を書き、模写のように椿の葉でつけ、線をつけます。

上絵の下絵がされた草花の型に金箔をのせる作業行程を間近で見させていただき、とても細かく正確な技術が必要だと理解しました。

Japanese artist painting traditional floral designs on ceramic spheres in a studio workspace filled with art supplies, brushes, and completed botanical artworks displayed on easels.
職人のるみこさん

絵を描いた後に焼く上絵窯も見せていただき、金彩を焼くのは難しく、金が沈まないように一度単位で温度調節が必要だそうです。

幸央さんは最新技術を使って様々な色彩のバランスや色の重ね具合を研究されているそうです。

お二人のご案内を通じて、九谷焼への熱い想いと伝統技術を受け継ぎながら釜のスタイルに発展させていくなど、今もなお進化を続けている錦山釜のこだわりにとても感銘を受けました。

ギャラリーでの贅沢な時間

制作風景を見学した後、素敵なギャラリーで作品を見せていただき、実際に食器として使ってお茶やスープをいただきました。

吉田さんは、ワークショップやお茶会を国を問わず訪問客に提供し、伝統工芸に触れられる機会を作っているそうです。

芸術品としてだけでなく実際に工芸品を使うことで、使い心地の良さや丁寧に使うことの大切さを知ることができました。

伝統工芸品の価値を知ると、高価な器を日常に取り入れ、大切に長く使うことがどれだけ重要か、理解できます。

昔も今も常に新しいデザインや技術を追い求め、国内外にその価値を伝える錦山釜で、職人が作品の魅力を語る贅沢な時間を過ごしました、

越前市に根付く伝統産業:和紙づくり

福井県越前市の伝統工芸品である越前和紙は、日本三大和紙に選ばれており、越前和紙は1500年の歴史があります。

「紙の神様」を祀っている岡太神社・大瀧神社がある「和紙のまち」越前市において和紙づくりは主要産業であり、日本の紙幣の原点である和紙の技術は日本随一と言えます。

越前和紙
Hands pulling apart translucent white squid or cuttlefish at a seafood preparation station with bright turquoise blue containers in the background.
漂白された木の皮

江戸末期に創業した岩野平三郎製紙所で和紙職人からその製造工程を見せていただきました。

この製紙所は、日本古来の原料を使用し、伝統的な流し漉きで大判和紙を漉いている日本で唯一の大判手漉き和紙工場です。

素敵な職人あきちゃんが迎えられ、工場に入った瞬間、独特の木の皮や紙の材料の匂いがしました。

 

和紙の原料は三椏やがんびなどの木の皮で、白皮を煮て、塵をとり、煮た皮をたたきます。

煮て漂白した後の白皮はとても綺麗で、それは山の水が綺麗でその恩恵を受けているからだそうです。

出来た材料にとろろあおいの根からできた「ねり」を混ぜて紙の材料は完成。

いよいよ「流し漉きの手法」を使って紙を漉きます。材料を大きな漉き槽に入れて、2-4人がかりで前後左右に揺らしながら漉いていきます。

丁寧で綿密な紙漉き作業は、手漉き和紙の一番重要な行程と言えるでしょう。

流し漉きの様子

最後にその紙の層を圧搾して、1枚ずつはがし、乾かして完成です。

1枚ずつ綺麗に剥がされていく様は見ていてとても気持ちよかったです。

各行程は主に手作業で行うため、とても手間がかかりますが、そのおかげで綺麗で丈夫な手漉き紙が出来上がります。

工場の職人さんは、女性が多く、細かい塵をとりや紙を漉く作業は女性が行い、

力仕事である皮をたたく作業や乾かす作業は男性が行っているそうです。

様々な和紙の商品

その和紙は、主に書道用紙や大きい和紙は日本画や水墨画として使われていますが、アート作品やノートやご朱印帳などもあります。

我々も和紙職人兼写真家の作品や日常で使える名刺入れなどを購入しました。

職人のあきちゃん

北陸には、江戸時代前後にこのエリアを統括した加賀藩や福井藩の繁栄を象徴する日本屈指の伝統工芸品が多く残っています。

今回紹介した井波彫刻や九谷焼、越前和紙なども大名へ献上する作品や日用品であったため、今でもその技術を受け継ぎ作っており、高価なものとして販売されています。

工芸品の工場へ行き職人から話を聞くことは、その物の価値を理解し対価を払い購入し大切に使うことを促すことができます。

Tricolageではこのような本物の文化を体感できる特別な旅をお届けすることができます。

是非、私たちと一緒に伝統工芸士との旅を通じて、今まで知らなかった本物の日本文化の価値に触れる時間を過ごしてみませんか?

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九州の自然を楽しみながら保全するネイチャーツアー https://tricolage.com/ja/magazine/nature-tours-to-enjoy-and-conserve-kyushus-natural-beauty/ Thu, 17 Oct 2024 02:47:00 +0000 https://tricolage.com/magazine/nature-tours-to-enjoy-and-conserve-kyushus-natural-beauty/ 意義ある自然体験とサステナブルな取り組みを通して、九州の豊かな自然を楽しみながら守る

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旅先で見た絶景を自分の子供や孫にも見せたいと思ったことはありませんか?

残念ながら我々が見ているこの景色は、100年後には変わっている可能性もあります。地域の豊かな自然を旅を楽しみながら守り後世へ残していけたら素晴らしいと思いませんか?

Rolling green hills and volcanic mountains under a cloudy sky in Kyushu, with lush grasslands in the foreground
阿蘇の千年草原

豊かな地域資源は観光にも活かされており、各地でユニークな体験を楽しむことができます。きちんと保全された自然があるからこそ、旅行者はその景色や食材を味わうことができ、次の世代も変わらず同じ自然も楽しむことができるのです。

サステナブルツーリズムに環境要素は欠かせないもので、自然も保全しつつ観光資源として活用する「保護と利用」の概念は日本の国立公園などでも提言されています。

今回は、九州の大分県と熊本県にて、国立公園を含む大きな草原や火山、地熱をエネルギーにした温泉など、地域において大切な自然の恵みを体感してきました。

別府の温泉エネルギーと共に暮らす

大分県別府市は温泉地として有名で、千年以上前は危険すぎて近寄ることができない場所であったため「地獄」と呼ばれています。

今は海地獄やかまど地獄など、7つの地獄温泉をめぐることができます。

Turquoise hot spring pool with dramatic volcanic steam plumes rising from rocky geothermal vents, surrounded by lush green forest in Kyushu, Japan.
海地獄

別府温泉の特徴は温泉の量と質です。

温泉量は、(環境省が2019年度に行った調査によると)大分県は源泉総数と湧出量ともに全国1位で、特に別府市は県内トップの温泉量です。

別府内の泉質は、7種類もあり、特に明礬温泉〜鉄輪温泉の順に入ると、美肌効果がとても高くなります。

温泉の入るスタイルも、薬草の上に横たわる蒸し湯や、砂の上に横たわる砂湯など、様々な楽しみ方があります。

豊富な泉質と湯量、入浴スタイルにより、長期で滞在し体を癒す「湯治」をしにくる人も多いです。

Traditional Japanese wooden structures with steep tiled roofs nestled against a lush green mountainside in Kyushu, featuring rustic timber architecture surrounded by dense forest vegetation.
明礬温泉

一面に広がる温泉の煙は街自体が温泉のようです。

温泉の熱は、地元住民の生活に欠かせないエネルギーでもあり、電力発電など地元住民の生活の中でも活用されています。

大分県には、国内最大規模の地熱発電所が集結しており、地熱による発電電力量は全国の4割ほどで日本一です。地熱発電をはじめとした再生可能エネルギーの自給率は、大分県は再生可能エネルギー自給率28.1%と日本一です。

温泉の熱から再生可能エネルギーは作られますが、温泉の熱を電子レンジ代わりに調理に使ったりなど普段の生活でも使われています。

Traditional Japanese bamboo steamer basket filled with assorted steamed seafood including scallops, shrimp, corn on the cob, and various mushrooms, showcasing local Kyushu cuisine.
地獄蒸し料理

そんな温泉エネルギーを使って調理した食事を体験しましょう。


今回は大黒屋という旅館兼食堂で、温泉の熱で調理された「地獄蒸し」をいただきました。

温泉の熱から出る90度の煙で野菜や肉魚を約6分で調理します。迫力のある釜戸に自分で食材を持っていき調理します。

温泉の熱で蒸しあがった食材は、温泉のミネラル豊富で塩味もあって美味しいです。

お店の周りで食材を購入した持ち込み食材を調理していただくこともできるので、自分が好きな食材を選ぶことができます。

温泉地での自然のエネルギーを使ったサステナブルな食事体験を通じて、別府を5感で味わってみましょう。

サステナブルな素材 ”竹”で作る伝統工芸品

大分県は竹の栽培が盛んで、竹細工は、古くから天皇への贈り物や温泉湯治客へのお土産として全国に広まっていきました。

Traditional Japanese bamboo basketwork showcasing intricate woven patterns with a decorative flower-like design at the center

別府竹細工は100年以上前から続く経済産業大臣認定の伝統的工芸品で、伝統的技法による竹細工は芸術作品としても様々な場所に展示されています。

別府市竹細工伝統産業会館では作品の展示や商品の販売、ワークショップも行っています。竹細工の作品はどれも美しく、特に人間国宝の方の作品は一級品でした。

人間国宝の竹工芸家は、1967年に初めて認定された生野祥雲斎と今年2024年に認定された九重町の竹工芸家・岐部笙芳がいます。

Traditional Japanese bamboo charcoal basket with woven herringbone pattern displayed on an orange platform in a museum exhibition
Bamboo arts by Shōunsai Shōno

竹はサステナブルな素材としてプラスチックの代わりに日用品として代用されることも多く、カトラリーや歯ブラシ、お弁当箱など、丈夫な素材なので、長く使うことができます。

ショップには竹の日用品以外にも竹細工のアクセサリーもあり、ファッションアイテムとして取り入れるのもお洒落ですね。

竹の伐採とワークショップのツアーや竹細工を作る個人アトリエへの訪問もあり、様々な方法で伝統工芸品に触れることができます。

サステナブルな要素が沢山詰まった大分別府でのリラックスする滞在をお楽しみください。

熊本阿蘇のサステナブルな1000年の草原

阿蘇地域は熊本県の東部、⼤分県・宮崎県との県境近くに位置しており、「阿蘇くじゅう国⽴公園」の中にあります。

阿蘇山は現在も活動している活火山です。

Active volcanic crater in Kyushu with steam and sulfurous gas rising from rocky slopes and a turquoise acidic lake at the bottom.
阿蘇山の火口

阿蘇山の麓に広がる草原は、約1万3千年前、縄文時代から存在したと言われており、人と自然が手をとり合い草原を育んで来ました。

日本の気候では自然の力だけでは草原は維持できず森林になってしまうので、人が適度に手を加えることで自然のバランスを保ってきました。

草原のメリットは、土砂災害の被害を緩和する、水源涵養機能(雨水の蓄えと排出)が優れている、生態系多様性、炭素を地中に貯める、など様々です。

今回は、アドベンチャーサイクル阿蘇山草原ライドを通じて、人と自然の協働によって生まれた阿蘇の草原を体感してきました。

阿蘇の草原を守るには、草原を定期的に減らして新しい草を生やす必要があり、そのために放牧、採草、野焼きなどが行われてきています。

草原に放牧された「あか牛」が食べる採草が行われていましたが、今では牛は300頭に減ってしまいました。

あか牛は脂身より赤身が多く食べやすく、100グラム食べることで1畳の草分を消費したことに相当します。

Brown cattle grazing on a grassy hillside with Mount Aso volcano rising in the background under a blue sky in Kyushu, Japan.
あか牛

野焼きとは、縄文時代から続く草原を守る上で大切な方法で、1年に1回人の手で草原を焼きます。実際に野焼きを行うガイドさんに話を聞きました。

野焼きは、新しい草原の再生と植物や昆虫の絶滅危惧種の保護にもなり、アマゾンの野焼きとは異なり、広範囲で1センチ体感3秒ほどのため生態系への悪影響は少ないそうです。

焼く際に排出された二酸化炭素は炭素を含む灰になり草に吸収されます。再生された草原は熊本が排出する二酸化炭素の二倍分を吸収しています。

草原を焼く作業は、危険な上に焼かない部分との境目を刈る作業も大変なので、人手不足で野焼きする面積が減っており、過去100年で草原面積は半分以下になってしまいました。

Two cyclists riding through expansive green grasslands with Mount Aso volcano rising in the background under a partly cloudy sky in Kyushu, Japan.
e-bikeの草原ライド

綺麗な景色を実際に見て、その問題を知ると何か自分もしたいという気持ちになりました。実は、このツアー参加費の一部は環境保全の活動にあてられるので、阿蘇の自然を楽しみながら守ることができます。

冬には実際に野焼きをすることで阿蘇の活動をサポートできるツアーもあるので、季節に応じてどちらも楽しみながら守ることができます。

実際に参加して、阿蘇の生態系や草原の野焼きなどについて学ぶことができ、守られた豊かな草原を自転車で駆け抜ける体験は今年1番の思い出となりました。

あなたも阿蘇の景色を見た時、この景色を後世に残したいと思うはずです。

一緒に楽しみながら自然を守るツアーへ参加しませんか?

Tricolageではこのような環境保全と観光を両立させた特別な旅をお届けすることができます。是非、私たちと一緒にまだ経験したことのない旅へ出かけませんか?

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瀬戸内海での思い出に残る地域との交流 https://tricolage.com/ja/magazine/local-interactions-memories-made-with-locals-in-the-seto-inland-sea/ Sat, 24 Aug 2024 01:31:50 +0000 https://tricolage.com/magazine/local-interactions-memories-made-with-locals-in-the-seto-inland-sea/ 美しい瀬戸内海で、地元の人々との真の交流を通じて心に残る思い出を作る

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旅行先での思い出は、高級ホテルへの宿泊や有名観光地での写真撮影よりも、何気ない地域の人との会話だったりしますよね。

高温多湿な日本の夏ですが、地中海のような穏やかな気候の瀬戸内海で、地域の人との交流を通じた心に残る時間を過ごしてみませんか?

Sunset view over a calm river with silhouetted mountains and a small coastal town with an arched bridge, featuring dramatic clouds in shades of orange, pink, and blue.

無数の島々が連なる姿が特徴の瀬戸内海は、今も昔も多くの旅行者を魅了しています。

19世紀後半の1860年、明治維新後に瀬戸内海を訪れたドイツ人は、瀬戸内海を「これ以上のものは世界のどこにもない」と称賛しました。その旅行記の中で「the inland sea」という言葉を用いており、その翻訳語が瀬戸内海の由来と言われています。

瀬戸内海は、日本の中心地である京都や大阪と九州や中国などの国内外の地域を繋ぐ重要な海路であり、歴史的にも主要な交易の拠点でした。

18世紀中頃〜(江戸時代中期)明治30年には、大阪と北海道を繋ぐ北前船の交易が盛んに行われていたので、瀬戸内海の少雨温暖な気候と豊富な海水から製造される「塩」を中心に様々な生産物を国内地域に運んでいました。

今回は、瀬戸内海航路の中心地である広島県瀬戸田町(生口島)での、色濃い歴史と文化を通じた潮風の香りに包まれるひとときをお届けします。

旅行者と地域住民が交流する街 瀬戸田

瀬戸田がある生口島へは、広島市内から尾道まで電車で2時間弱、そして尾道からフェリーで40分ほどで瀬戸田に着きます。

瀬戸内海航路の重要拠点としての役割を担った瀬戸田港には、潮の流れを読みながら待つ船が集まり、「しおまちの港」として栄えました。

街には、耕三寺と瀬戸田港を繋ぐ参道として栄えた「しおまち商店街」がありますが、近年は少子高齢化や人口減少で担い手が不足し閉店するお店も少なくなかったそうです。

そんな中、製塩業や海運業で栄えた豪商・堀内家の築140年の邸宅を改装した旅館、Azumi Setodaが誕生しました。

Traditional Japanese street with wooden machiya buildings featuring dark lattice facades and ornate tiled roofs, lined by a low wooden fence along a quiet stone-paved walkway.
商店街のすぐ側にあるAzumi Setoda

建物は当時の建築様式を継承しつつ、日本の伝統建築の手法・数寄屋造り用いて改装しており、客室は和の雰囲気を残しつつ、お風呂やベッドなどはモダンな作りで、一階と二階で異なる景色が楽しめます。

この旅館は、旅行者と地域の人が交流できる瀬戸田を目指しています。

Traditional Japanese ryokan room featuring natural wood flooring, shoji screen doors, and a private hinoki cypress bath overlooking a serene garden courtyard.
モダンな和洋室

Azumiの支配人と地域商店街の会長曰く、このプロジェクトを行うにあたり、両者とも地域の良さを多くの人に伝えて観光地としての魅力を向上させ、地域コミュニティの活性化をさせたい、という気持ちがありました。そこで「どんな瀬戸田にしたいか」を両者で話し合い、「旅行者と地域住民が交流する瀬戸田」という答えに辿り着きました。

旅行者にとっても滞在の中で一番思い出として残るのは、「地域の人との交流」であり、その交流を生む仕掛けがたくさんあります。

Azumiに隣接するもう一つの旅館「yubune」は、宿でありながらも、銭湯とサウナがあり、地域の人々も使える施設なので、旅行者にとって地域との交流の場となっています。

食事場所としては、商店街のローカルなお店や地域食材を使った高級な炭火焼レストランを紹介し、食を通じた地域の人との交流を楽しめます。

アクティビティは、瀬戸田に魅力を感じ県外から移住してきた住民がガイドしており、彼らが運営する地域の魅力を体験できる街のリビングルーム「SOIL SETODA」でも地域と交流できます。

高校卒業後も地域に残りAzumi Setodaなどで働く地域の若者も多く、活気ある街作りやサービスの提供、旅行者への地元情報を伝えることで活躍しています。

Japanese bathhouse reception area with noren curtain entrance on the left displaying kanji characters for "men's bath" and a front desk with traditional textile decoration and staff member in the center.
yubuneの銭湯

島の暮らし体験や島民との交流を求め、国内外から多くの旅行者が訪れるようになり、

商店街の活性化や住民へのサービス提供、地域雇用創出など地域への貢献にも繋がりました。

地域と密接に関われる瀬戸田の魅力を感じながら、Azumi Setoda での贅沢な時間を過ごしてみませんか?

Two-story modern beach house under construction with wooden frame balcony and three surfboards displayed on the ground floor storefront entrance.
Soil Setoda

島間を走るしまなみ海道サイクリングツアー

瀬戸田での滞在中に楽しめるアクティビティとして人気なのが、島々を巡るしまなみ海道サイクリングツアーです。

サイクリストの聖地やナショナルサイクルルートとして世界的にも有名なしまなみ海道は、広島県尾道から愛媛県今治まで全長約70kmある道路です。

今回は、瀬戸田観光協会でレンタサイクルをし、多々羅大橋を渡り隣の大三島まで行き帰ってくる3時間コースを紹介します。

Cyclist in red jacket riding along Shimanami Kaido bridge bike path with cable-stayed bridge structure on left and scenic ocean views of Japanese islands in the background under partly cloudy skies
広島と愛媛の県境

瀬戸内海の島々や島アート作品を横目に海岸沿いの道を走り、日本初の国内レモン生産を始めた生口島のレモン農園に囲まれた道を抜けると多々羅大橋が目の前に現れました。

その大きな橋を自転車で駆け抜け、広島と愛媛の県境を越えていき、大三島につきました。

大三島やその隣の伯方島では、伝統的な塩田での自然塩作りが盛んでしたが、近代化により塩田は全廃され今はもう無いため、島の事業者が安心して食べられる塩を自分たちで製造しています。大三島工場では、製造方法の見学、再現された塩田の見学や、塩作り体験もできます。

隣の島へ自転車で簡単にアクセスでき、様々な島の魅力に触れられるのも瀬戸内海でのサイクリングツアーの魅力です。

Woman with bicycle standing beside stone monument with Japanese text at waterfront park, featuring modern cable-stayed bridge and mountain backdrop on Shimanami Kaido cycling route.

アートを通してみる瀬戸田の魅力

瀬戸内海の島々の景色はアーティストをも魅了しており、様々な作品が島に残っています。サイクリングツアー中は、たくさんの島アート作品を鑑賞しました。アートアイランドといえば直島ですが、実は瀬戸田にはより長い歴史があります。

Modern yellow sculptural tower with stacked conical shapes beside a palm tree at a waterfront promenade with mountains in the background.
眞板雅文「空へ」

1989年から開催されたアートプロジェクト「瀬戸田ビエンナーレ」によって設置された17作品がサンセットビーチ周りに多くあり、「島ごと美術館」と呼ばれています。

眞板雅文「空へ」や新宮晋「波の翼」など、想像力を掻き立てる作品が多く、様々な角度で見ると面白いです。作品の内容については、ぜひ島の人に聞いてみてください。

瀬戸田の魅力を絵に表現した代表的なアーティストは平山郁夫をおいて右に出る人はいません。瀬戸田出身である彼のコレクションが展示された平山郁夫美術館では、しまなみ海道の島々を結ぶ大橋の異なる時間の景色を描いた絵が多くあり、鮮やかな青と生い茂る山々の緑が特徴的です。島出身のアーティスト、その絵からは島に対する熱い想いを感じました。

Framed Japanese artwork depicting a pagoda silhouette centered within a circular vortex of blue and gold brushstrokes against a warm sunset sky.
平山郁夫 「瀬戸田の曼荼羅」

今回の旅で、旅行者、旅館、地域への「三方良しな観光」を体現しました。

旅行者が旅館での贅沢な滞在や地域との交流を通じて思い出に残る時間を過ごすことで、旅行者にとっての高い満足度につながるだけで無く、結果的に地域活性化に貢献しています。

Traditional Japanese inn window view overlooking a tranquil waterfront with tiled-roof buildings, manicured gardens, and misty mountains in the background.

持続可能な地域社会が魅力的な観光地を作っているのです。国内外の人を魅了し惹きつける瀬戸田で、贅沢な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

Tricolageではこのような地域との交流ができる特別な旅をお届けすることができます。

是非、私たちと一緒にまだ経験したことのない旅へ出かけませんか?

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知られざる平和な国:愛媛で心身ともに満たされる時間を https://tricolage.com/ja/magazine/discover-tranquility-rejuvenate-your-body-and-mind-in-ehimes-hidden-retreats/ Mon, 03 Jun 2024 02:37:19 +0000 https://tricolage.com/magazine/discover-tranquility-rejuvenate-your-body-and-mind-in-ehimes-hidden-retreats/ 愛媛の静かな隠れ家で、心と体を癒し、安らぎを見つける

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桜シーズンを迎えた日本では、コロナ前よりも外国人観光客数が増加。東京や京都などの主要観光地ではオーバーツーリズムの問題も起こっており、地域・観光客両者にとって悪影響が出始めています。

そんなピークシーズンには多くの観光客にまだ知られていない四国愛媛の春を感じてみませんか?

Cherry blossom trees in full bloom frame a traditional Japanese temple with multi-tiered roofs against a soft spring sky.
桜シーズンの松山城

四国の中で女の国とも呼ばれていた愛媛県は、穏やかな人の優しさと、鯛めしのような美味しい料理など、暖かな温もりに包まれています。

松山市の丘の上から街を見下ろす松山城は、江戸末期から現存する天守閣があり、当時は一度も攻められたことがなかったそうで、まさに平和な伊予国の象徴です。

最古の温泉といわれる道後温泉、国の重要文化財である道後温泉本館は改修工事をしつつ、今もなお松山に訪れる人々の憩いの場です。白鷺伝説にも記される治癒の効果があるとされるため、私も心身ともに回復しました。

Traditional Japanese hot spring bathhouse featuring ornate curved rooflines with decorative tile eaves and a central wooden sign displaying Chinese characters, set against a tranquil evening sky.
道後温泉 本館

伝統産業が息づく内子町で様々な形で受け継がれる伝統文化

松山から車で1時間ほど離れた内子町では、昔から伝統工芸産業が盛んで、代々伝わる家系の人、地元愛のある移住者、文化に感銘を受けた外国人など、様々な人がその文化を継承・広めています。

Elderly artisan craftsperson working at a traditional wooden workbench with tools and materials, with a lit white candle in an antique metal candleholder in the foreground creating a peaceful workshop atmosphere.
「江戸時代から何代にも渡って受け継がれた文化」

内子の大森和蝋燭屋では、江戸時代から6代に渡って和蝋燭を作っており、現在は6代目大森太郎さんとその息子さんが自然由来の素材を使い1本1本手作りで製造しています。

和紙と灯芯(い草のズイ)、真綿で留めた芯に溶けた木蝋を素手で塗り重ねる日本古来の伝統技法『生掛け製法』で作られた蝋燭は太く大きい炎が特徴で、大森家に代々伝わるその技法は今の世代にも確かに受け継がれています。

Hands holding a woven bamboo basket containing traditional Japanese binchotan charcoal pieces with distinctive radial patterns, displayed in a rustic workshop setting.
「一度廃れかけた文化は、こうして帰郷した地元民に受け継がれた」

内子で多く生産されているクヌギの木から作られる黒炭は、断面の模様から「菊炭」とも呼ばれており、使用時に煙がほとんどでず、主に茶道用道具炭として使われています。

今回は、内子の石畳地域の山田やを見学し、代表の山田さんにお話をお伺いしました。

主に11-3月の冬場に乾燥している時期に伐採して製造しており、その工程も火の温度変化や煙色を確認しながら焼くなど手間もかかるため完成まで約2週間ほどかかるそうです。

山田さんは愛媛県宇和島市出身で東京で勤務していましたが、内子の炭焼き職人との出会いから炭焼きをするために移住し設立しました。一時期は菊炭の生産者が減っていましたが、山田さんのような愛媛県民の帰郷により今も受け継がれています。

Intricate laser-cut or etched paper artwork featuring elaborate floral and botanical patterns in brown tones on white background.
「海外のアーティストとのコラボレーションで、伝統に新たな価値が加わる」

江戸時代から伝わる国の伝統工芸品である大洲和紙、天神産紙工場では、職人さんが1枚1枚手間暇かけて手漉きで作るため制作工程もかなりかかるため、一時期衰退の危機もあったが数少ない職人が守り抜きました。その中、この大洲和紙に伝統的なフランスの金箔工芸技術“ギルディング”を施した「ギルディング和紙」を株式会社五十崎社中がフランスのアーティストと共に開発し、国内外ともに注目を集め、伝統工芸アート作品として展示や販売も行っており、この工場では和紙作りやギルディングの体験もできます。日本とフランス文化のコラボが未来に続く新たな伝統文化の可能性を生み出し、国内外で受け継がれています。

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「自分の地元に還元できることをしたいと思っていた。数年前に師匠との出会いで全てが代わり、惚れた菊炭を絶やさずにその魅力を広く伝えたいと思っている。」と山田さんは仰っていました。

必ずしも一つの家系で代々受け継がれる文化のみが賞賛されているわけではなく、出身や育ちは違えど同じ思いを持って受け継いでいる職人さんは沢山います。

一番大切なのは、その素晴らしい文化や伝統工芸を絶やしてはいけない、沢山の人に知ってもらい後世に残していきたい、という一人一人全ての職人さんの思いです。

今回、様々な形で受け継がれる伝統文化に触れることで、その職人さんの思いが伝わってきました。

是非あなたも実際に工房を訪れ、文化体験を通して職人さんの話を聞けばあなたも内子町の伝統文化の世界観に浸れるでしょう。

穏やかな大洲での城下町ごとホテルで至福の滞在時間を

松山から車で1時間ほどにある大洲では、想像もつかない贅沢な滞在ができます。

Traditional Japanese castle tower framed by blooming cherry blossom branches against a soft blue sky.
大洲城

1日城主気分を味わえる大洲城での宿泊や入城セレモニー体験、国指定重要文化財である臥龍山荘での朝食(宿泊者限定)など、ここでしかできない特別な時間となるでしょう。また、大洲市内には古民家を改修した23棟のホテルともカフェや雑貨店もあり、昔ながらの雰囲気が残る城下町での贅沢な滞在もできます。

このような「町家・古民家等の歴史的資源を活用した観光まちづくりの取組」が大洲市は、2023年にGreen Destinations Story Awards にて「Culture & Tradition(文化・伝統保全)」部門で世界1位の表彰を受賞しています。

Traditional Japanese architecture with wooden beams and latticed windows, featuring a covered entrance with natural stone walls, wooden deck, and tropical plants in the foreground creating a serene garden atmosphere.
臥龍山荘

地域として歴史的価値のある文化財の保全と利用を適切に行うことで地域経済の活性化にもなっており、大洲市での旅行者の滞在が直接的に地域への貢献活動へと繋がっています。

地域の人との支え合いの力で乗り越えるお遍路さん

45番岩屋寺

日本での巡礼といえば世界遺産の熊野古道が有名ですが、四国にもお遍路があります。熊野古道は約1000年の歴史を持つ熊野三山への参詣道ですが、

お遍路は約1200年前に弘法大師(空海)が修行した88の霊場をたどる巡礼で、

その距離は熊野古道(伊勢路160km)より長い約1400kmにも及びます(徳島、高知、愛媛、香川の順にめぐる回遊コース)一度にすべての札所を巡拝する場合は40日ほどかかります。

今年(2024年)は閏年。この年は、通常の1番から番号順に参拝する「順打ち」ではなく、88番から反時計回りにめぐる「逆打ち」が人気だそう。よりご利益があり、弘法大師様に会えるかもしれません。

愛媛には26箇所のお寺があり、今回は44番大宝寺と45番岩屋寺のお遍路を体験しました。

Female pilgrim wearing traditional straw hat and walking staff stands before a historic Japanese Buddhist temple with ornate wooden architecture and decorative curtains bearing clan crests.
44番大宝寺 お遍路のガイドさんにお借りした正装で準備万端! 菅笠(すげがさ)白衣(びゃくえ)輪袈裟(わげさ)、金剛杖(こんごうづえ)は弘法大師の分身とされておりお遍路特有のものです。

44番大宝寺で参拝をし、険しい山道を歩き45番岩屋寺まで行きました。道中では、森の中で道に迷わないように赤いお遍路札があったり、すれ違うお遍路さん同士で挨拶や励まし合いをしたり、お互いに支えながらお寺を目指しました。

お寺での参拝は、山門で一礼、手水舎(てみずや)で心身を清め、鐘楼堂で鐘を撞く、本堂に参拝、(ろうそくと線香(3本)をあげ、納札を納札箱に入れる。お賽銭を納めて拝礼し、お経(読経、写経等)を奉納する。)その後に大師堂に参拝、納経所で御朱印をいただく、山門で一礼、が手順です。

Hiker with conical hat and blue backpack walking through a serene forest of tall, slender trees on a woodland trail.
険しい山道を進むお遍路さん

2箇所体験しただけで心が洗われるようでした。お遍路さんはこの参拝を88箇所で行うわけですから、全て達成した時の気持ちはお遍路さんにしか味わえないでしょう。

お遍路さん達は、この過酷な巡礼修行を自分の力は勿論のこと地域の人に応援してもらいながら乗り越えています。その表れとして、お遍路さんに食事や衣服をあげたり、車に乗せて宿まで連れて行くなど、「お接待」を受けられる文化があります。私たちもガイドさんに大熊饅頭をいただき、お遍路をしているポルトガル人を車で宿まで乗せていってあげるという、まさに「お接待」を通じて助け合いをしました。

お遍路は、熊野古道より道のりが長く、全て回るのは大変です。しかし周りの人が支えてくれるお接待文化に触れ、神秘的なパワーを感じる1つ1つのお寺で心を込めて参拝するからこそ、旅行者でも体験後に大きな達成感を感じられます。

Rows of weathered stone jizo statues line a forest path leading to stone steps adorned with colorful Japanese banners at a temple site.
岩屋寺までの階段にあるお祈りが込められた沢山の像

今回の旅を通じて、伝統工芸や歴史的な建造物、神秘的な巡礼などまだ知られていない愛媛の魅力を知り、その文化を受け継ぎ周りの人に伝えている地域の人々の思いに触れ、私ももっと多くの人へ届けたいと強く思いました。旅行シーズンでも混雑を避けて気持ちよく観光ができ、未知の文化へ触れることができるので、旅行者も大きな満足感が得られると思います。

Tricolageではこのような多くの外国人がまだ知らない旅をお届けし、実際に旅行されたお客様にも高い評価をいただいたいます。是非、私たちと一緒にまだ経験したことのない旅へ出かけませんか?

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Slow Japan: Cycling Along the Coast of Wakayama https://tricolage.com/ja/magazine/slow-japan-cycling-along-the-coast-of-wakayama/ Wed, 27 Mar 2024 04:30:14 +0000 https://tricolage.com/magazine/slow-japan-cycling-along-the-coast-of-wakayama/ Cycle Japan's beautiful Wakayama coast, blending slow tourism with culture and self-care

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Some time ago, we talked about *how to turn your travel into a wellness and self-care holiday. One of the ways to ensure that your travel time is of quality is to prioritize quality over quantity: making conscious choices and living the travel experience consciously and fully.

Japan hides unique and little-known gems close to the most emblematic (and sometimes crowded) places. Often, foreign travellers are unaware that there are places of great natural and cultural value very close to the most famous cities. Travel at your own pace and enjoy each stage of the journey to leave quality experiences during your trip.

Cyclist riding a turquoise road bike along a coastal road in Wakayama, with turquoise ocean waters, sandy beach, and misty mountains in the background.
Photo provided by Wakayama Prefecture Tourism Federation

Today we take you on a trip to a charming destination that maybe you’ve never heard about before: Wakayama. Come and experience a journey of gastronomic pleasure and a slow pace of life thanks to the use of a sustainable method of transport: the bicycle.

Aerial view of a secluded coastal cove in Wakayama with crystal-clear turquoise waters, white sandy beach, and rocky cliffs surrounded by lush green mountains.
Photo provided by Wakayama Prefecture Tourism Federation

The coastline of Wakayama

Wakayama prefecture is located on the west side of the Kii Peninsula and has one of the most beautiful white beaches in Japan: Shirarahama Beach. Wakayama can be reached in just 1h30 from Kyoto and 1h from Osaka, making it an easily accessible place during your trip to Japan.

This region will take your breath away thanks to its combination of stunning mountains, white beaches and unique traditions. The famous Kumano Kodo -Japan’s emblematic pilgrimage route- runs through Wakayama, and you can discover it in a unique way by bike, as there is a paved section that you can cycle along. Immerse yourself in the unique atmosphere of this ancestral place, forget the burdens of everyday life and renew your energy.

The combination of nature and culture is outstanding, as you discover emblematic temples while visiting unique natural sites. This is the case of the Nachi Falls, which stands next to the Kumano Nachi Taisha temple.

Another great reward for the effort of cycling is to reach the Holy Mountain: Koyasan. A world heritage site which is accessible via a hill climb route. When reaching the top, a solemn gate with a height of 25m (Daimon) waits for you at the main entrance. The scenery along the road is impressive in all areas, and there are options for all ages and fitness levels.

Buddhist monks in orange robes gathered before a traditional Japanese temple with ornate lantern and autumn foliage in Wakayama, Japan.
Photo provided by Wakayama Prefecture Tourism Federation

Slow tourism and cycling in Japan

Slow tourism is the perfect combination of sustainability and self-care, as it benefits us as travellers and the environment we visit.

Indoor hot spring bath with stone walls and wooden ceiling overlooking turquoise ocean and white sandy beach through large glass windows in Wakayama, Japan.
Photo provided by Wakayama Prefecture Tourism Federation

To escape and rest from the cycling, what better place than “Japan’s Aegean Sea”? The white sand and ultramarine waters of Wakayama’s Shirasaki Coast are the perfect setting for relaxation.

Discovering Japan in a leisurely way, cycling through a little-known region, is also a way to maintain your self-care routines during your holiday. Maintain a healthy lifestyle and exercise in your free time. Combine this with the wellness of an onsen in Wakayama and the unique atmosphere of the ancestral trails.

This coastal region also offers unique culinary delights to enjoy in good company. Here you can savour dishes unique to the region such as “Mehari Sushi” and “Kaki no Ha Sushi“. In fact, in Wakayama Prefecture is located Yuasa, a village known for being the birthplace of soy sauce in Japan. An ingredient that today is found in kitchens all over the world, and it’s a staple in Japanese cuisine. In addition, Wakayama is Japan’s top producer of premium fruit, so if you are passionate about the freshness of Asian fruit, here you will find seasonal products at any time of the year.

Orange trees laden with ripe fruit in a Wakayama citrus grove, with lush green mountains and blue sky in the background.
Photo provided by Wakayama Prefecture Tourism Federation

As for cycling, you will be in a particularly interesting area, as a network of cycle paths called “WAKAYAMA 800” is currently being built. 800km of perfectly signposted tracks, prepared and equipped for your comfort.

Explore the Cycling Kingdom of Wakayama

Travelling slower is a way to create moments with meaning and purpose. It allows us to fully enjoy the here and now, to connect to the destination, its people, and to share lasting experiences with our travel mates. In addition, travelling sustainably, opting for transport that has a positive impact on the environment and reducing our carbon footprint, makes us responsible travellers with the planet.

Ready to discover this region, which aspires to be “The Cycling Kingdom of Wakayama”, during a healthy and unforgettable holiday of sustainable tourism?

Solo hiker sitting on dramatic cliff edge overlooking layered mountain ranges in Wakayama, Japan under a clear blue sky.
Photo provided by Wakayama Prefecture Tourism Federation

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A Luxurious Escape from Life’s Demands https://tricolage.com/ja/magazine/a-luxurious-escape-from-lifes-demands/ Tue, 30 Jan 2024 03:53:00 +0000 https://tricolage.com/magazine/a-luxurious-escape-from-lifes-demands/ Find your luxurious escape and break away from life's demanding, everyday responsibilities

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Deepen your cultural journey with us.
Ready to start your sustainable travel experience?

Discover the harmony and beauty of Japan during a journey uniquely yours. Adapting to your travel dreams, we tailor-make an unforgettable trip crafted ​to your needs.

Black bird perched on a cherry blossom branch with delicate white flowers against a vibrant turquoise sky.

Have a look to some of the stunning destinations you can explore with us.

We take you to the lesser-known places on a journey back in time to get away from it all. Revitalise all five senses surrounded by the harmony and elegance of nature’s colours, in the warm atmosphere of its scent.

Be inspired by the unseen and surprised by new flavours. Dive deep into the high culture and the everyday lives of local people and take a moment of wellbeing.

Moss-covered stone steps ascending through a serene forest of tall cedar trees, creating a peaceful natural pathway bathed in dappled sunlight.

A Natural Retreat

There is a place in Japan where you can forget about the world surrounded by the power that nourishes the vestiges of the past. Recharge your batteries with the strength of Japan’s centuries-old tradition in an environment steeped in history. Discover traces of ancient routes that take you back in time, the perfect scenario for your well-being.

Harmonise your senses in an escape that assures relaxation thanks to the silence and harmony of historic shrines in a Network of World Heritage Pilgrimage Trails. A sacred rock over 40 metres high stands like a giant to remind you of the greatness of the world and help you to forget life demands. A perfect place to indulge in a self-care whim, pamper yourself and rest your mind and soul.

Glazed salmon fillet with caramelized golden-brown skin, garnished with sesame seeds and chopped scallions, served on a white plate with savory sauce.

Crafting Timeless Culinary Memories

Surrounded by a rural landscape still intact, embark on a flavourful journey in Maruyama village. The delicacy and care with which the local farmers grow and harvest the vegetables is felt directly in every bite. French cuisine becomes at Tamba Sasayama a delight of new flavours, infused with locally sourced spring ingredients.

A select and refined selection of wines from around the world accompanies your culinary journey with grace and elegance in a renovated 150 year old house. Relaxation time surrounded by the natural calm in the Japanese countryside. The rare pearl that nourishes all your senses.

Cherry blossoms in full bloom framing a traditional Japanese temple with turquoise water and moss-covered ground in the background.

A Luxurious Escape from Life’s Demands

Close to the city of Kyoto and far enough away to forget the hustle and bustle of the streets, there is the rural village of Miayama. This charming place welcomes you to experience a journey to ancient times. Escape from the mundane and enjoy a thatched-roof farmhouse all to yourself.

Do you want to know what it feels like to stay in a house with roofs made using the Intangible Cultural Heritage Kayabuki technique? Can you already imagine what it would be like to travel back to the traditional 19th century? Wake up in this unique place surrounded by the fragrance and beauty of the trees, in a very quiet and uncrowded area, and allow yourself a complete escape.

Ready to start a journey uniquely yours?

Get in touch and let us know your wishes! 

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八丈島の日常を味わう非日常な旅 https://tricolage.com/ja/magazine/experience-the-extraordinary-luxury-journey-savoring-the-everyday-life-of-hachijojima/ Fri, 26 Jan 2024 04:27:00 +0000 https://tricolage.com/magazine/experience-the-extraordinary-luxury-journey-savoring-the-everyday-life-of-hachijojima/ 穏やかな時間が流れる日本の八丈島で、島の日常に溶け込む格別な贅沢を味わう

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東京旅行といえば何を想像しますか?高層ビルや最先端文化を想像することができると思います。しかし、東京にはこんなにも自然豊かな島があるのを知っていますか?

八丈島、富士箱根伊豆国立公園・伊豆諸島の南にある島、豊かな自然と個性的な文化が織りなすこの島は、東京から飛行機1時間程で、東京とは思えない世界に連れて行ってくれます。今回はTricolageが2023年12月に造成・運行した2泊3日八丈島外国人富裕層向け旅行で発見した新しい東京の姿をお届けします。

東京都の令和 5 年度事業である「東京島しょ地域のアクセス多様化に向けた企画検討業務」において、インバウンド富裕層をターゲットに八丈島の自然、歴史、文化を活かした持続可能な旅(サステナブルツーリズム)を、地域の事業者と共に企画しました。本ツアーでは、富裕層旅行企画運営を手掛けるチェコ、イギリス、イタリア、3 ヶ国の旅行代理店 3 名を招聘して実施、高い評価をいただきました。

Volcanic Mount Hachijo rising from the turquoise ocean waters of Hachijojima Island, framed by golden coastal grasses and rocky shoreline under a bright blue sky.

八丈島の成り立ちと文化

1日目は文化にスポットを当て、島特有の歴史と文化を学びました。

Traditional Japanese wooden shrine with stone lanterns and ceremonial decorations, viewed from a dining table with sake cups and wooden plates in the foreground at Hachijojima.

玉石垣の魅力

玉石垣は、雨風から住居を守るために丸い石を集めて建てられた石垣で、それが多く残る島役所跡近く大里集落に行きました。1つの石を5つで囲む六法積みの技術を代々受け継いでいる菊池国仁さんに特別にお話を伺いました。

昔の人は海岸から強い波で洗われた丸い石(約20~25キロ)を運んで、土で接着し詰みました。綺麗に積むには卵型で同じ様なサイズの石を選んで、石同士全ての面が触れさせる事が重要です。

Elderly Japanese man wearing glasses and a light blue jacket standing in front of traditional stone walls on Hachijojima Island.

「高校生の頃から父親を手伝い石の修理をしていたので自然と技術が身につき、今でも壊れることがあれば修繕をします。」そう言うと、国仁さんは八丈島の盆踊や宴会で手拍子と共に歌われる島の民謡「ショメ節」を披露。島民の暮らしから生まれた島の名所で、石垣の成り立ちや民謡を直接聞くことができ、参加者も大満足でした。

黄八丈の文化に継承者と共に触れる

Artisan hand weaving golden-yellow silk fabric on a traditional loom in Hachijojima, showcasing the island's renowned textile craftsmanship.

日本三大紬である伝統工芸品の黄八丈は、「染め」と「織り」が特徴的な絹織物で、草木染からできる黄色、樺色、黒色の3色を基調としており、織機は昔は地機で、現代は高機で主に織られています。約1000年前から続く、八丈島の名前の由来ともされている黄八丈は八丈島を知る上で欠かせない伝統工芸品です。

黄八丈を生産するめゆ工房で代々その染め方と織り方を受け継いでいる山下誉さんは、この伝統文化の継承に誇りを持っています。「この染めの技術は代々山下家にしか伝えられていません。他にはないこの3色がこの島にある島の人に幸せをもたらしました。」

昔使われていた地機と貴重な黄八丈の着物も見せていただきました。染め工程の1部を特別に黄色のスカーフ染めとして体験しました。自分染めたスカーフは世界に一つだけのお土産になりました。

Visitors participating in traditional silk fabric weaving workshop at Hachijojima, stretching golden-yellow kihachijo silk textile in a sunlit traditional Japanese workspace.

受け継がれる貴重な伝統文化を体験すると参加者は「とても素晴らしいオーセンティックな体験だった。山下さんだけに負担がかかることなく、この伝統文化が今後も長く続いていってほしい」と、文化継承への強い想いが残りました。

八丈島の恵みを贅沢にいただく

Fresh shiitake mushrooms growing on cultivation logs in a traditional Japanese mushroom farm on Hachijojima Island.

八丈島の温暖地域で風を浴びて育った、国産菌床から生まれた「うみかぜ椎茸」を大竜ファームで収穫体験し、その場でグリルして試食しました。「観光農園として収穫体験をして試食してもらうアクティビティを更に盛り上げていき、生まれ故郷の島への恩返しをしたい。色んな島と連携して観光客を呼び込みたい。」という地元愛溢れる大沢社長が案内してくれました。採れたてのグリルで焼いた椎茸は、肉厚でとても美味しかったです。

Gourmet meat dish topped with shaved cheese on a vibrant red pepper sauce, garnished with microgreens and served on an elegant gold-rimmed plate.

島の歴史や起源について学び体験した1日の締めくくりとして、八丈島にゆかりのあるElio Locanda Italianaのシェフによるスペシャルイタリアンディナーを満喫していただきました。八丈島で仕入れた食材をふんだんに使った料理が沢山で、その日に参加者とシェフが収穫した椎茸を使ったリゾットや、明日葉と八丈レモンのパスタ、八丈チーズのカンノーリ、八丈パッションフルーツのムースなど、イタリアンのフルコースが振舞われました。

シェフ「八丈島には何度か訪れたことがあり、地元の生産者とも交流があるので、今回も豊富な食材を直接仕入れました。今日のメニューに使う食材もほとんどが八丈島産のものです。」島の食材を熟知したシェフだからこそ提供できるスペシャルディナーに、参加者も「八丈島の食材を最大限に楽しめる、とても完璧な体験だ!」と、記憶に残る素晴らしい食事体験でした。

島でのラグジュアリーな滞在

Modern blue geodesic dome-shaped lava sauna with wooden door, set against a backdrop of lush green trees in a tranquil outdoor wellness area at Hachijojima.

今回の宿泊施設である、豊かな自然に囲まれた八丈島のラグジュアリーリゾート、LAVA SAUNA & VILLAは、自然とサウナが融合した心地よい空間で、極上のリラックスタイムを満喫し、時間の経過を忘れることができます。満天の星空でのサウナは格別です!

八丈島の自然に囲まれた地域の人々とのふれあい

2日目は八丈島の火山や植物などの大自然を五感で感じました。

八丈富士の火口でハイキング

Aerial view of Hachijojima's dramatic volcanic crater rim covered in lush green vegetation, with steep cliffs descending to the turquoise Pacific Ocean under partly cloudy skies.

八丈島の西にそびえる八丈富士は、雄大な富士山に似た標高854メートルの伊豆諸島最高峰です。火口遊歩道までの道は階段が多いので比較的歩きやすく、初心者の方も安心してトレッキングができます。ネイチャーガイドである大類さんは、八丈富士の動植物や火山の成り立ちについて説明してくださいました。「古い三原山と新しい八丈富士2つの火山を楽しめるのが八丈島の特徴です。火山でできた島なので生き物は海を渡ってきて大きな哺乳類はいないので、本土とは違う自然の中で育った植物が多いです。防衛能力がなくなっていったので、八丈島の植物は怠け者なんです(笑)」

 
 
浅間神社にて 人々の願いが込められた石

そんなお話を聞いているとあっという間に火口遊歩道まで到着、ここから山頂まで少し険しい道を登り、頂上から眺める緑豊かな火口とどこまでも続く海と島全体の景色は格別です。

火口の中、深い森に囲まれた場所には、八丈「富士」という名前の通り、富士山の信仰対象でもある浅間神社もあります。

参加者は「天気も良くこれはとてもいいアクティビティで、私にとっては島での「マスト」だ!」と、頂上からの景色に参加者も大興奮です。

八丈レモンと八丈太鼓の共鳴

Hand holding two freshly picked golden oranges in a citrus grove on Hachijojima Island, with ripe fruit hanging from trees in the background.

八丈レモン農園では、皮も果肉も丸ごと食べられる独自品種のレモンを専門としており、そのレモンを栽培する西浜さんは約10年もの間、試行錯誤をして完成させたそうです。

そこで試食したレモンを使って、レモンソーダやピンチョス、パスタ、ティラミスを近くのカフェ(イソロット)でいただきます。食事を楽しみながら、迫力ある八丈太鼓の演奏を特別に披露していただきました。西浜さんとクリスさんが台の上に横置きした太鼓を2人で叩き、1人がリズム(下拍)を叩き、もう1人がそれに合わせて自由に即興演奏(上拍)する八丈島独特の太鼓スタイルです

アメリカ出身のクリスさんは「元々ドラマーでしたが八丈太鼓の演奏を聞いて感銘を受け、八丈島へ移住し八丈太鼓グループのメンバーとして演奏しています。多くの人へその演奏の素晴らしさを伝えたいです。」と、伝統的な八丈太鼓の魅力を島民と一緒に伝えています

Two performers in traditional blue happi coats playing a large taiko drum in a vibrant studio space, with an illuminated "Aperol Spritz" sign and colorful artwork in the background.

2人の演奏の後は参加者の皆さんも体験し、その場の空気感と熱い音楽で繋がりました。「自分も演奏に参加でき、音楽でみんなと繋がれるのは良い体験!」と、とても楽しんでいました。

島の日常でゆっくりした時間を楽しむ

3日目は島民と一緒に島の暮らしをのんびりと体験しました。

Aerial view of Hachijojima's volcanic peninsula with lush green slopes and dramatic exposed rock formations jutting into the deep blue Pacific Ocean under a clear sky.

漁船で八丈小島へ

八丈島近くの無人島、八丈小島へ漁船で就航。特別な許可を得て小島に上陸し、島を間近で観察できました。残された集落跡から約60年前まで住んでいた昔の島民の暮らしがうかがえます。現在、この島は自然の状態を取り戻しつつあり、準絶滅危惧種クロアシアホウドリの繁殖地となっています。本来この時期は一般の観光客が入ることはできませんが、今回は特別にネイチャーガイドの岩崎さんと一緒に環境に影響が出ないよう注意しながら上陸し、島を散策しました。

A seabird soaring gracefully against dramatic turquoise ocean waves crashing below, capturing the wild coastal beauty of Hachijojima Island.

岩崎さんは今回のツアー全体の監修をしており、島の自然に対する想いが強く、

「八丈島みたいな自然豊かな土地では、自然の保護と活用をした経済活動を両立していけたらいいなと思っています。とても珍しいクロアシアホウドリを守り、数が増えたらお客さんに見ていただきたいです。」参加者もなかなか行けない島への上陸と船からの島のいろんな表情を楽しむ非日常体験に大変満足していました。

地元で愛される島民とユニークな食の冒険

島で愛されるえいこおばあちゃんと一緒に、郷土料理の島寿司を作って食べる体験をしました。島寿司は、旬の魚を醤油に漬け込み、ほんのり甘めの酢飯に乗せ、からしをトッピングするのが特徴です。温かく家庭的なガーデン荘で、一緒に島寿司や明日葉の天ぷらを作り、島のおもてなしと伝統を味わいました。

Tourists in colorful traditional Japanese headbands participate in a hands-on mochi-making experience at a local workshop in Hachijojima, guided by an instructor.

寿司を作りながら「最高!ベリーグッド!上手だ!」と皆を褒めてくれるえいこばあと

参加者との言語の壁を超えた交流が生まれました。

参加者は寿司を食べ、「自分で作ったからより美味しい!地元の人々と触れ合い、伝統をより深く理解できる素晴らしい体験だね。」と、大変満足です。

「島の文化を広めたいという想いで体験をしていますよ。」というばあちゃんの想いはしっかりと伝わりました。

Assorted nigiri sushi platter on decorative plate featuring fresh scallop, salmon, yellowtail, and seaweed garnish from Hachijojima

旅の締めに島焼酎で乾杯

八丈島でつくられている八丈焼酎や島酒は、古くから島民に親しまれてきました。

山田屋では、芋、麦、麦と芋のブレンドなど、各蔵元オリジナルの自慢の本格焼酎を販売しており、今回は特別に4種類の酒をテイスティングをしました。

「芋なさけ嶋 芋焼酎」「江戸酎 芋焼酎」「ジョナリー 麦芋ブレンド焼酎」「小笠原ラム ゴールド」

Four bottles of Japanese sake and shochu arranged on a wooden tray, featuring local Hachijojima spirits including traditional sake bottles with Japanese calligraphy labels and tropical-themed shochu bottles.

店主の山田さんは島の自然と文化を味わえる焼酎を通じて、島の食文化を伝えたいそうです。試飲した参加者は「地元で生産されたものを買ういい機会だし、焼酎の試飲はとっても興味深い。」と満喫しました。

心を豊かにするLuxuryな八丈島の旅

3日間のツアーを通じて、八丈島の魅力である黒潮や人がもたらした多様な文化、火山島特有の豊かで独特な自然、島民の暮らしを五感で感じることで、心の豊かさというLuxuryを追及しました。

地元愛溢れる島民だけでなく、国内外からの移住者も、島のために様々な方法で島の魅力を伝えており、旅行者へもとても親切です。参加者が「島民との交流が一番の魅力だね。」と言うように、一度会ったらまた会いたくなる人がいます。

Elderly Japanese woman in traditional clothing warmly shaking hands with a visitor in a local workshop filled with crafts and supplies on Hachijojima Island.

今回は島民のような地域の人とSustainable Luxuryな旅を創ることができました。

魅力溢れる八丈島へ、東京から1時間以内で行ける新しいデスティネーションとして訪れてみてはいかがでしょうか?

Sustainable luxuryな旅をプランしたい、地元の人とつながる旅をしたい、そう思っている人はお手伝いするので、Tricolageにお問い合わせください!

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山梨での持続可能な企業旅行がイノベーションを起こす https://tricolage.com/ja/magazine/beyond-meetings-sustainable-bespoke-corporate-travel-in-yamanashi-inspiring-innovation/ Mon, 15 Jan 2024 04:11:00 +0000 https://tricolage.com/magazine/beyond-meetings-sustainable-bespoke-corporate-travel-in-yamanashi-inspiring-innovation/ 日本の美しい山梨を舞台に、オーダーメイドのサステナブルなコーポレートトラベルを計画する

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令和5年度、観光庁では、コロナ禍収束後もリアルでの開催が見込まれるミーティング・インセンティブ旅行の受け入れについて、日本が受け入れ国としての地位を向上していくために、主催者のニーズに応えられる特別感のあるコンテンツ開発・磨き上げを実施する「海外からのミーティング・インセンティブ旅行誘致競争力向上事業」を実施しました。その事業の採択事業者の一者であるトリコラージュが企画した、山梨を巡る 3 日間の旅に参加しました。

トリコラージュ は、海外のビジネス旅行者向けに、地方で社員間のコミュニケーションを活発にし、生産性を向上させるような旅行を企画しています。

Two business professionals enjoying drinks and conversation at a stylish bar with hanging wine glasses and warm ambient lighting, fostering informal networking and relationship building.
©︎JTA

私たちが参加したツアーは非常に準備が整っており、当日もスムーズに運営されました。外国人旅行者にはなかなか体験できない、日本のより深い側面を掘り下げるユニークな機会を提供してくれたトリコラージュチームには心から感謝しています。

Snow-capped Mount Fuji rises majestically in the distance beyond rolling mountains covered in vibrant autumn foliage under a clear blue sky.
©︎JTA

この3日間のツアーでは、東京から2時間で行ける山梨県を訪れました。山梨県は、コロラド州やアルプスの豪華な山岳地帯を思わせる、高級でありながら素朴な雰囲気が魅力です。私たちの旅は、伝統的な日本文化、最先端のデザイン、持続可能な生態地域主義、そしてスリリングな冒険が一体となった、この地域の魅力を探求するものでした。私たちのユニークな旅行体験は、ディスカバリー チャンネルに収録されましたので、公開され次第お知らせしたいと思います。

企業の成功においては、個々の幸福が非常に重要です。効率的なチームワークは、優れた製品やサービスを生み出す基盤となります。企業の成功を高めるためには、チームメンバーの幸福をどう向上させるかを考えることが重要です。山梨でのトリコラージュでの経験を共有することで、経営陣がより強力なチームを構築し、健康的な労働環境を育成し、収益を向上させるための企業として行く旅行の重要性を理解する助けになることを願っています。

ツアーのハイライト

神道文化

Two men observing a traditional Japanese Shinto shrine altar with sacred ornaments, paper streamers, and decorative branches in a wooden interior space

私たちの旅は、美しい身曽岐神社から始まり、そこで行われた神事への参加という貴重な体験をしました。

この神社で、宮司による特別なガイド付きツアーを受けるという、私たちグループだけの特別な体験をすることができました。このツアーでは、水上に建てられた能楽堂を持つ日本でたった2つしかない神社の一つとして知られる身曽岐神社のユニークな建築遺産について深い洞察を得ることができました。この能楽堂は、最適な音響効果と美しい景観を生み出すために設計されています。

Senior Japanese man in light blue kimono engaged in conversation outdoors, gesturing with his hand in a professional or cultural setting.
©︎JTA

神主からの祝福を受けることは、これから始まる3日間の旅の最高な始まりでした。日常生活の喧騒からひとたび離れ、自分自身が自然と改めてつながる機会になりました。

尾白川渓谷の美しい水

Turquoise mountain stream flowing through rocky gorge with moss-covered boulders and autumn leaves scattered along the banks.
©︎JTA

私たちは途中道の駅に立ち寄り、尾白川でのハイキングに向けて地元の美味しい湧水をボトルに詰めました。この地域の水は日本の名水百選に選ばれており、サントリーの白州ウイスキーにも使用されていることで有名です。涼しい秋の午後、私たちは苔むした岩が点在する尾白川渓谷をハイキングしました。このハイキングコースでは木製の吊橋を渡り、渓谷の壮大な景色を楽しみながら自然と触れ合うことができました。千ヶ淵の滝の下にあるエメラルドグリーンの池は、渓谷の中心に位置する魅力的な天然のプールのようでした。私たちのグループは、その雰囲気を満喫しながらリラックスした会話を楽しみました。「森林浴」は、旅の疲れを癒し、ストレスを和らげてくれました。

アートと文化

Row of framed photographs and Keith Haring-style artworks displayed on a dark wall, featuring urban street scenes and colorful pop art imagery in orange and yellow tones.

中村キース・ヘリング美術館 は、芸術と社会意識の独特な融合を提供しました。ニューヨークの伝説的なアーティスト、キース・ヘリング(バスキアやウォーホルと同時代の人物)を専門とする世界で唯一の美術館として、彼の作品は様々なコラボレーションを通じて日本でも特に注目されています。シニアディレクターのヒラクさんの巧みな案内のもと、私たちはヘリングの芸術世界に没頭することができ、現代美術の評価だけでなく、社会的な擁護、特にLGBTQの権利向上に関する深い洞察も得ることができました。この文化的な体験は、ビジネス旅行におけるアイデンティティについての独特な考察をもたらし、違いを受け入れ理解する重要性について考える機会となりました。

フルートが奏でるディナータイム

Female flutist performing for an intimate dining audience in a modern Japanese-inspired room with traditional wooden fixtures and bamboo blinds.
©︎JTA

初日は、ビジネス利用に最適な会議とダイニングスペースを備えた、新しい企業保養施設での美味しいコースディナーで締めくくられました。このディナーは、地元の食材を豊富に使用した和風懐石料理で、フルーティストの林愛美氏による、珍しいビンテージ蓄音機とともに奏でる美しい音色を聴きながら、特別なディナー体験となりました。この親密な雰囲気は、企業の絆を深めるとともに、リラックスしゆったりとした貴重な時間となりました。

乗馬アドベンチャー

Group of people horseback riding on a scenic forest trail in autumn with sunlight filtering through the trees
©︎JTA

2日目は、小淵沢の美しい森林を巡る爽快な乗馬体験から始まりました。かつて競馬場や流鏑馬(日本式流鏑馬)に使用されていた森林を訪れ、伝統と歴史の感覚を味わいました。新しいスポーツに挑戦することは自信を育む素晴らしい機会であり、特に私自身、若い頃によく馬に乗っていたので、この忘れかけていた趣味に再び触れることができ、非常に嬉しく思いました。

収穫したきのこ料理

Assorted fresh wild mushrooms including golden chanterelles, oyster mushrooms, and various edible varieties displayed on a dark green surface with a wooden basket in the background.
©︎JTA

当初の予定では、私たちは森から自分たちでキノコを採集することになっていましたが、気温の急激な低下によりキノコ採集が不可能となりました。しかし、幸いなことに私たちのシェフは地元産、輸入、栽培されたキノコを備蓄しており、このような予期せぬ困難にも柔軟に対応しました。山菜やキノコを使って料理を作るのが趣味なので、これは貴重な体験機会でした。また、地元産のワインソースを添えた野生の鹿のステーキもいただきました。この食事は山梨の森と山からの豊かな恵みを特に表現していました。

焚火ドリンクでつながる

Group of professionals having an outdoor meeting under a blue canopy on a sunny autumn day, with turquoise chairs and trees in the background.

オーベルジュ清里 でのキャンプファイヤーを囲んだホットワイン作り体験は、私たちのグループにとって絆を深め、互いを知る貴重な機会となりました。様々なハーブ、スパイス、蜂蜜を敷地内で集めながら、私たちはおしゃべりを楽しみつつ、共同作業を通じて仲間意識を築きました。キャンプファイヤーの周りに座って、自家製のドリンクを共有することで生まれた絆で、グループでの深い会話が弾みました。

Cappuccino with latte art on wooden table in a casual cafe setting, with blurred people and modern furniture in the background

自然の中でのコーヒー

最終日は、地元のカフェで軽い朝食とコーヒーから始まりました。森と山に囲まれた素晴らしい景色の中にあるこのカフェは、そのスタイリッシュな雰囲気でまるでニューヨークやパリのトレンディな地区にあるようでした。私たちは山梨での2日間を共に過ごし、森の中での朝食を楽しみながら、参加者同士で親睦を深めました。このリラックスした時間は、私たちの旅の美しい締めくくりとなりました。

 
 

マインドフル体験

午後は通訳ガイドのミカさんが今度はヨガ講師となり、実相寺でヨガのクラスを楽しむ機会がありました。普段東京でヨガをすることが多い私にとって、日本の古い寺でヨガをする体験は非常に新鮮でした。言葉では表現しにくいですが、この特別な環境は私のマインドフルネスを確実に深めるものでした。

Woman in gray athletic wear stretching with arms raised overhead in a retail store filled with colorful holiday decorations and golden lights.
©︎JTA

私たちは実相寺の境内を散策し、日本最古とされる桜の木を鑑賞しました。この木の種の一部は、JAXA宇宙飛行士の若田光一氏によって宇宙へ運ばれ、国際宇宙ステーションで数か月間過ごしたそうです。地球に戻って植えられた後、この桜の木は通常予想されるよりも数年早く開花を始めたことがあり、科学者たちを困惑させています。実相寺での桜を眺める時間は、言葉で説明できない深い経験の存在を思い出させ、自然界にはまだ解明されていない多くの魔法と謎があることを実感させてくれました。この体験は、私たちに自己実現への力を与えてくれるようでした。

素朴で魅力的なラーメン

Bowl of noodles topped with fresh lettuce, orange fish roe, and thin red chili pepper garnish on a wooden table
©︎JTA

私たちの旅は、北杜市にある築 100 年の民家を改装したレストランでのヘルシーで軽いラーメンのランチで終わりました。リニューアルした古民家横の庭で育てた野菜を使ったユニークなラーメンセットを提供した。この魅力的な場所は、地元のおもてなしの温かさを反映しており、文化遺産の保存と地元地域の紹介に対するトリコラージュの取り組みを示しています。

©︎JTA

私たちの旅は、北杜市にある築100年の古民家を改装したレストランでのヘルシーなラーメンランチで締めくくられました。リノベーションされたこの古民家の隣の庭で育てた野菜を使った、ユニークなラーメンセットが提供されました。この魅力的な場所は、地元の温かなおもてなしを反映しており、文化遺産の保存と地域の魅力を伝えるトリコラージュの思いを象徴していました。

ビジネス旅行で持続可能な観光を実現

食事制限など個人旅行者のニーズへの配慮や、不測の事態にも迅速に対応する能力、そしてツアー全体のカスタマイズ感の高さに、私は非常に感銘を受けました。ツアーオペレーターやトラベルプランナーは、あらゆる状況に備えている必要があり、予期せぬ状況への対応能力は、その質を測るのに最適な尺度かもしれません。旅行中に参加者が体調を崩し、治療が必要になった際、運営チームは非常に冷静に対応していました。幸いなことに、この状況は迅速に解決され、大事に至ることはありませんでした。運営するトリコラージュと地元の事業者の皆さんは、親切で知識豊かであり、私たちのグループがツアーで必要とすること以上のサービスを提供してくれました。

旅の始まりに提案された誓約(任意)は、サステナビリティを重視する理由を再認識させ、自分自身の実践を改善するためにさらに一歩踏み出す勇気を与えてくれました。この誓約の各項目は、ツアーのデザインと計画に巧みに組み込まれ、私たちがコミュニティやより広い世界とどのように関わるかについて考えるきっかけとなりました。さらに、私たちのお金が地元の事業者や才能ある職人たちを直接支援していることを実感し、コミュニティへの有意義な貢献を感じました。

環境や社会に対する目標を掲げる企業でで働くビジネス旅行者にとって、持続可能な再生やリジェネラティブな取組に直接触れることは、教育的なきっかけとなります。この経験を通じて、社内での業務上での革新について真剣に考えるようになりました。従業員の幸福度が企業の成功に極めて重要であることを理解し、企業でのリトリートなどのイベントを通じて従業員の自己啓発に投資することで、人間関係の改善、自己理解の深化、そして会社と社会への価値貢献の能力が高まることが促進されます。チームがこれまでにない環境に没頭することで、オフィスに戻った際にイノベーションを促進し、最高のパフォーマンスを発揮する意欲が高まります。

持続可能なビジネス旅行をテーマとしたこの3日間のモニターツアーは、旅行者のマインドを変革するような旅となりました。伝統と現代性、人間の創造力と自然の美しさが融合 ー 意義あるエンゲージメントを求めるビジネス旅行者にとって、ビジネス旅行を再定義する持続可能な旅行の力を体現し、変革的な影響をもたらせるようなモニターツアーでした。

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